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皆様は、『感覚統合』という考え方があるのをご存じでしょうか?
発達障害や知的障害などのある子ども達が通う療育の現場で、『感覚統合療法』という形で行われてます。
『作業療法』『OT』と言われたりもします。
子どもの発達には段階があって、
・視覚(視力のことではなく、目から入った情報を脳に送る感覚)
・聴覚(同じく聴力ではなく、耳から入った情報を脳に送る感覚)
・前庭覚(前に進む感覚や風を感じる感覚)
・固有覚(固有感覚とも言い、目で見てなくとも、体を動かせる感覚)
・触覚(ものを触る感覚)
の5つを、発達においての重要な項目ととらえ、これらがバランス良く発達して、その上に色々なものが積み上がり、学習の高度化や楽器の演奏などはその頂点に位置付けられます。
例えば、『視覚』が未発達で、目のコントロールがうまくいかないと、目に入った楽しそうなものや、目の端で動くものに気を取られて、落ち着きがない、集中力が無い、という状態になってしまいます。
また、『聴覚』が未発達で、耳からの情報がうまく伝わらないと、忘れ物が多い、みんなと同じ行動ができないといった事になると考えられます。
積み木のようにバランス良く発達すれば、学習もスムーズにいきますが、その積み木が崩れると、すべてのバランス保てなくなり、様々な困りごとがおきます。
~その②へ続く
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