【公式】music school poco a poco~別府市のピアノ教室 ポコアポコ~
大分県別府市にあるピアノ教室です。
ピアノレッスンをはじめとする音楽に関する指導のほか、学習の土台となる認知機能を高めるコグトレというトレーニングも行います。
祖母(森田千代子)の代より半世紀にわたり、別府の地で音楽教育に携わってまいりました。
また、講師自身が自閉症の子どもの親であり、自分の子育て経験を生かしてのレッスンを行っています。
学習支援コグトレ教室について
「コグトレ」とは、学習の土台となる認知機能を高めるトレーニングです。
認知機能というと、漠然としすぎて何やらよく分からない方もいらっしゃると思いますが、ざっくりといえば「見る力」「聞く力」「覚える力」「想像する力」「注意する力」等、日常生活で当たり前に使っていると思われている力のことです。
例えば、漢字がうまく書けない・覚えられないという悩みを持つAさんがいるとします。
Aさんは、漢字が苦手なので一生懸命に漢字ドリルを使って漢字のお勉強をしますが、なかなか出来るようになりません。
この場合、Aさんは「見る力」が弱いのかもしれません。
「見る力」とは、視力が良い悪いの話ではなく、対象となるもの(この場合漢字)を注視して、形を正確に読み取る力のことになります。
Aさんの場合は、漢字の練習の前に、この「見る力」のトレーニングを行うことは、とても効率の良い学習方法であろうと思われます。
例をもうひとつ。
職場で、うっかりミスの多いBさん。
上司から、「3日後までに、C社とD社とE社に、見積書をそれぞれ2部ずつ届けてほしい」といわれたとします。
Bさんは、上司の指示を正確に聞き取って、それを短期間記憶する力が弱いため、どことどこに見積もりをいつまでに届けるんだっけ?と、ミスにつながるわけです。
Bさんは、「聞く力」「覚える力」が弱いのかな?と想像します。
もちろん、耳が遠いとか、そういう問題ではありません。
私は、ピアノレッスンを通して、こういった認知機能のトレーニングの必要性を感じました。
私が「もう一回左手だけ弾いてみようか」と言ったとします。
すると、『もう一回両手で』弾き始めるお子さんがとても多いのです。
彼らは、『もう一回』というワードは聞けていますが、『左手だけ』というワードは、聞こえているけど「聞けていない」のです。
両手か片手かなどという些細な問題で終われば良いのですが、「聞く力」は日常の様々な場面で困りごとを引き起こします。
上記はほんの一例です。
「宿題を辛そうにやっている」「宿題を終わらせるのにひどく時間がかかる」「学校の授業についていけていないようだ」「忘れ物が多い」「友達とトラブル多い」「切り替えが苦手」等のお悩みがありましたら、ぜひこの認知機能のトレーニングであるコグトレを知って頂きたいと思っています。
また、通常の学習塾や個別指導に通うことが困難なお子様も、落ち着いて学習に取り組むことができています。
ポコアポコでは、発達支援音楽コースの中の一つのプログラムとして、このコグトレを取り入れてきました。
効果は絶大で、ピアノレッスンとは別に、このコグトレのみの教室を開講することにしました。
マンツーマンでの個人レッスン形式ですので、お子様も集中して課題に取り組めます。
くわしくは、レッスンについてをごらんください。