感覚統合の視点からのピアノレッスン①

ポコアポコピアノ教室のブログをご覧くださりありがとうございます。

皆様は、『感覚統合』という考え方があるのをご存じでしょうか?

発達障害や知的障害などのある子ども達が通う療育の現場で、『感覚統合療法』という形で行われてます。

『作業療法』『OT』と言われたりもします。

子どもの発達には段階があって、

・視覚(視力のことではなく、目から入った情報を脳に送る感覚)

・聴覚(同じく聴力ではなく、耳から入った情報を脳に送る感覚)

・前庭覚(前に進む感覚や風を感じる感覚)

・固有覚(固有感覚とも言い、目で見てなくとも、体を動かせる感覚)

・触覚(ものを触る感覚)

の5つを、発達においての重要な項目ととらえ、これらがバランス良く発達して、その上に色々なものが積み上がり、学習の高度化や楽器の演奏などはその頂点に位置付けられます。

例えば、『視覚』が未発達で、目のコントロールがうまくいかないと、目に入った楽しそうなものや、目の端で動くものに気を取られて、落ち着きがない、集中力が無い、という状態になってしまいます。

また、『聴覚』が未発達で、耳からの情報がうまく伝わらないと、忘れ物が多い、みんなと同じ行動ができないといった事になると考えられます。


積み木のようにバランス良く発達すれば、学習もスムーズにいきますが、その積み木が崩れると、すべてのバランス保てなくなり、様々な困りごとがおきます。


~その②へ続く

【公式】music school poco a poco~別府市のピアノ教室 ポコアポコ~

大分県別府市にあるピアノ教室です。 ピアノレッスンをはじめとする音楽に関する指導のほか、学習の土台となる認知機能を高めるコグトレというトレーニングも行います。 祖母(森田千代子)の代より半世紀にわたり、別府の地で音楽教育に携わってまいりました。 また、講師自身が自閉症の子どもの親であり、自分の子育て経験を生かしてのレッスンを行っています。

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