合理的配慮について

皆さんは、視力が悪い方がメガネやコンタクトを使用することについて、「ずるい!」とか「ひいきだ!」等考えますか?

おそらく、そういうふうに考える人はいないのではないかな〜と思います。

では、これが「授業中に黒板を書き写す事が苦手なら、タブレットで板書の写真を撮って良いです」となったらどうでしょう。

おそらく、「それはずるいんじゃない?」「甘えが過ぎるでしょ」という感覚になる方が多いのではないでしょうか?

私も我が子に発達障害と知的障害がなく、健常に育つ子どもと思い込んでいたとしたら、同じように言っていたと思います。

どこからどこまでが「甘やかし」で、どこからが「配慮」なのか。

非常に難しい問題ではありますが、最近は公的な機関や一般企業に、『合理的配慮』をする義務が課せられました。

これは、障害の特性によって就学が困難になったり、就労が困難になる場合に、学校側、雇用する側がその人の特性に合った環境を整えたり、教え方に工夫をしなさいよ!という事です。

ピアノを教える事が私の仕事ではありますが、この『特性に合った配慮』が、生徒全員にできているか。

日ごろからよく考えます。

特性というものは、性格と言い換えても良いのではないか?と私は思っていて、一人一人の個性でもあるわけです。

せっかく持って生まれた自分の性格を大事にしながら生きていくことができる世の中になればいいな〜と思います。



【公式】music school poco a poco~別府市のピアノ教室 ポコアポコ~

大分県別府市にあるピアノ教室です。 ピアノレッスンをはじめとする音楽に関する指導のほか、学習の土台となる認知機能を高めるコグトレというトレーニングも行います。 祖母(森田千代子)の代より半世紀にわたり、別府の地で音楽教育に携わってまいりました。 また、講師自身が自閉症の子どもの親であり、自分の子育て経験を生かしてのレッスンを行っています。

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