視覚支援は特別なことではありません

例えば、やんちゃで、お友達とのトラブルが多い子がいたとします。

頭に血が上ったら、すぐに手が出てしまう。

興奮して、ものにあたってしまう。

いつでもどこでも大声でしゃべってしまう。

こういったお子様には、障害のあるなし関わらず、視覚的に伝えたいことを伝えるようにしています。

3兄弟でレッスンに来てくれる生徒さんのケースですが、ご入会頂いたばかりの時は玄関に入るなり3つ巴の喧嘩が勃発(笑)。

男の子3人のパワーはすごいです!

とにかく大声で叫ぶ、手も足も出る…と、収拾がつかない所からのスタートでした。

当然、私もお母さまも、まずは口で『ケンカしません!』『大声出しません!』と注意するのですが、当然耳に入りません。

それどころか、こちらの声によって、だんだんエスカレートすることすらありました。

そこで、上記の様な絵カードを見せ、視覚に訴えてみたら、嘘みたいに落ち着くことができたのです。

それ以来、わたしはいつでもどこでも、このやり方を試すようにしています。

人間ってふしぎだなぁと、つくずく思います!


※上記のケースは、ご本人たちと保護者の方に掲載の許可を頂いています。


【公式】music school poco a poco~別府市のピアノ教室 ポコアポコ~

大分県別府市にあるピアノ教室です。 ピアノレッスンをはじめとする音楽に関する指導のほか、学習の土台となる認知機能を高めるコグトレというトレーニングも行います。 祖母(森田千代子)の代より半世紀にわたり、別府の地で音楽教育に携わってまいりました。 また、講師自身が自閉症の子どもの親であり、自分の子育て経験を生かしてのレッスンを行っています。

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