その① 手先の不器用さが目立つお子様
ポコアポコには、さまざまな『困りごと』がある子供さんがピアノレッスンに通ってくださっています。
・視線がまったく合わない
・言葉がまったく出ない
・注意力の持続が難しい
・コミュニケーションが一方通行
・多動が激しい
・学校の勉強についていけない
などなど。
私自身、発達障がいと知的障がいを持つ子供(もう成人しました)の親ですから、保護者の方のご心配とご苦労がどれくらいのものか、理解しているつもりです。
幸いピアノレッスンというものは、長期間にわたってお子様と関わりを持たせて頂けるので、5年10年とピアノを継続したお子様が、どういった経緯をたどるのか、少しずつお話したいと思います。
まず、目に見えて違ってくるのは、『手先の不器用さが改善される』ということです。
えんぴつがうまく持てなかったり、消しゴムを使うとすぐにノーがトぐしゃっとなってしまったり…
ポコアポコにも、レッスンを始めた当初は、まるで軍手をはめているかのように、手先がうまく使えなかったお子様が、しばらくするとわりとスムーズに手先を使えるようになってきた例がいくつもあります。
ピアノレッスンは究極の脳トレであると私は思っていて、指先1本1本を意識することによって、手先のコントロールができるようなってきます。
すると、QOLが飛躍的に上がり、長い人生の大きな武器になるのではないでしょうか。
指先を使う作業ができるということは、大きくなってきてからの就職にも有利に働いてくれると思います。
学校で、書写の授業があった日には、手や顔が墨汁だらけになっていたお子様(今日書写があったんだな~とすぐわかっていました笑)が、いつの間にか書写の日でも手が汚れなくなっていたり…
こういった小さい変化が、とてもうれしいんです!
ピアノレッスンは、ピアノが上手になるためのものだけではなく、様々な良いことがあるということを、ぜひ知っていただきたいです!!
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