発達障がいとピアノレッスンについて私が思うこと

その① 手先の不器用さが目立つお子様

ポコアポコには、さまざまな『困りごと』がある子供さんがピアノレッスンに通ってくださっています。

・視線がまったく合わない

・言葉がまったく出ない

・注意力の持続が難しい

・コミュニケーションが一方通行

・多動が激しい

・学校の勉強についていけない

などなど。

私自身、発達障がいと知的障がいを持つ子供(もう成人しました)の親ですから、保護者の方のご心配とご苦労がどれくらいのものか、理解しているつもりです。

幸いピアノレッスンというものは、長期間にわたってお子様と関わりを持たせて頂けるので、5年10年とピアノを継続したお子様が、どういった経緯をたどるのか、少しずつお話したいと思います。

まず、目に見えて違ってくるのは、『手先の不器用さが改善される』ということです。

えんぴつがうまく持てなかったり、消しゴムを使うとすぐにノーがトぐしゃっとなってしまったり…

ポコアポコにも、レッスンを始めた当初は、まるで軍手をはめているかのように、手先がうまく使えなかったお子様が、しばらくするとわりとスムーズに手先を使えるようになってきた例がいくつもあります。

ピアノレッスンは究極の脳トレであると私は思っていて、指先1本1本を意識することによって、手先のコントロールができるようなってきます。

すると、QOLが飛躍的に上がり、長い人生の大きな武器になるのではないでしょうか。

指先を使う作業ができるということは、大きくなってきてからの就職にも有利に働いてくれると思います。

学校で、書写の授業があった日には、手や顔が墨汁だらけになっていたお子様(今日書写があったんだな~とすぐわかっていました笑)が、いつの間にか書写の日でも手が汚れなくなっていたり…

こういった小さい変化が、とてもうれしいんです!

ピアノレッスンは、ピアノが上手になるためのものだけではなく、様々な良いことがあるということを、ぜひ知っていただきたいです!!





【公式】music school poco a poco~別府市のピアノ教室 ポコアポコ~

大分県別府市にあるピアノ教室です。 ピアノレッスンをはじめとする音楽に関する指導のほか、学習の土台となる認知機能を高めるコグトレというトレーニングも行います。 祖母(森田千代子)の代より半世紀にわたり、別府の地で音楽教育に携わってまいりました。 また、講師自身が自閉症の子どもの親であり、自分の子育て経験を生かしてのレッスンを行っています。

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